「東郷健」の版間の差分

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だから私が、そんで今、私のゲイの雑誌をこしらえてる中で、それでそれを取り上げたら、んな、ニューヨークの、えーっとアメリカじゅうに出てる『アドバゲイト』っていう雑誌は、それを一面に1ページに渡って大きく取り上げて私の日本での、あの、活動を、書いてくれたんですけど、日本にはそういうことがない。でもこの選挙に出れたのも、やっぱり、ゲイの雑誌を、全国のレズの皆様とゲイの人たちが、あの買っ、ば、爆発的に、買ってくれはったから、今日まで出られ、たと思いますんでここで、あのー篤く御礼申し上げます。んで、こういうことを最近になって、んーあのマスコミは書いてるけど、そのマスコミをだから私は日和見と言うんです。もう私が書いてから、もう、2年も、経ってから書いてるんですね。今度の場合でも朝日新聞は大変な高圧的でした。
だから私が、そんで今、私のゲイの雑誌をこしらえてる中で、それでそれを取り上げたら、んな、ニューヨークの、えーっとアメリカじゅうに出てる『アドバゲイト』っていう雑誌は、それを一面に1ページに渡って大きく取り上げて私の日本での、あの、活動を、書いてくれたんですけど、日本にはそういうことがない。でもこの選挙に出れたのも、やっぱり、ゲイの雑誌を、全国のレズの皆様とゲイの人たちが、あの買っ、ば、爆発的に、買ってくれはったから、今日まで出られ、たと思いますんでここで、あのー篤く御礼申し上げます。んで、こういうことを最近になって、んーあのマスコミは書いてるけど、そのマスコミをだから私は日和見と言うんです。もう私が書いてから、もう、2年も、経ってから書いてるんですね。今度の場合でも朝日新聞は大変な高圧的でした。


んで、このたびの選挙では、結局、あのー、10人を寄さないかんっていうんで9人をいろんな人を寄したんですけど、結局、あのー演説をしなかったり、あの病気で倒れたり、いろいろして、とりあえず10人っていう人間を揃えたわけですけれども、でも、まあ、あのー雑民党っていうのは、そういう感じで、あのー私の母が亡くなって雑民の会を作って、それから出発して8年目に、東郷ようやくこれこしらえました。だから、全国の皆さん、それを、あのー、一人でも、ゲイから、あるいはレズビアンから、SMから、あるいは、疎外された人々、あるいは少数の、あるいは差別されて、あのー、あるいは、あのー、身障者とか、そういう差別されてる人たちと、手を繋ぎたいと思っています。
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んで、私は、あのー絶えず少数の人っていうのは、私は、あのー、同じレベルの人同士が喧嘩する、あるいは弱者が弱者同士を、こう、あの喧嘩するっていうこと、とっても、私はいやあの、あらあの、表現する場があったら、それは嫌で、喋ってるんですけども。あのー、このたびなんかでも、芸能、芸能界でマリファナなんか吸うてんのはもう常識になってるんで、でそれが、結局そ、あのー、あのその、映画の賞もらったからマリファナになったり、私もニューヨークでラーママンで、芝居を、やっても、結局、そういう地位ができた役者たちが私がラーママンに出ることを邪魔したり、そういうことがいっぱいありました。
んで、私は、あのー絶えず少数の人っていうのは、私は、あのー、同じレベルの人同士が喧嘩する、あるいは弱者が弱者同士を、こう、あの喧嘩するっていうこと、とっても、私はいやあの、あらあの、表現する場があったら、それは嫌で、喋ってるんですけども。あのー、このたびなんかでも、芸能、芸能界でマリファナなんか吸うてんのはもう常識になってるんで、でそれが、結局そ、あのー、あのその、映画の賞もらったからマリファナになったり、私もニューヨークでラーママンで、芝居を、やっても、結局、そういう地位ができた役者たちが私がラーママンに出ることを邪魔したり、そういうことがいっぱいありました。
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だから、「雑民」っていうのは、ほんとの弱者。ちょ、強い人と弱い人があったら、弱者です。んで、ピラミッドの頂点から、底辺の人まで、底辺だというのを我々は認識しないで90%が幸せだ、と思ってるって言うけれども、「本当の幸せってなんだろう?」っていうことを自分でグイッと考えて、「雑民」っていうのは、雑巾です。あるいは、浮き草です。デラシネです。でも、この「雑民」っていう言葉は広辞林ひいてもないんですけれども、その「雑民」に、我々は、やっぱり力入れて、小さなとこから輪を広げていきたい。人間として、偶然にも、あのー運命が良くて有名になったりなんかする、そういうようなことでなしに、本当の意味の、弱者、それを、な、「雑民」なんです。どうか、この話を聞いたら、一人でも、あるいは二人でも、十人にでも、その声を、皆んなに広めていただいて、それで、「雑民」が、ちょっとでも、この、今の社会の対する批判票として、あの投票していただいたら、私は幸せだな、っと思うんです。だから「雑民」、雑誌の「雑」、雑巾の「雑」です。どうか、雑民党をよろしくお願いいたします。
だから、「雑民」っていうのは、ほんとの弱者。ちょ、強い人と弱い人があったら、弱者です。んで、ピラミッドの頂点から、底辺の人まで、底辺だというのを我々は認識しないで90%が幸せだ、と思ってるって言うけれども、「本当の幸せってなんだろう?」っていうことを自分でグイッと考えて、「雑民」っていうのは、雑巾です。あるいは、浮き草です。デラシネです。でも、この「雑民」っていう言葉は広辞林ひいてもないんですけれども、その「雑民」に、我々は、やっぱり力入れて、小さなとこから輪を広げていきたい。人間として、偶然にも、あのー運命が良くて有名になったりなんかする、そういうようなことでなしに、本当の意味の、弱者、それを、な、「雑民」なんです。どうか、この話を聞いたら、一人でも、あるいは二人でも、十人にでも、その声を、皆んなに広めていただいて、それで、「雑民」が、ちょっとでも、この、今の社会の対する批判票として、あの投票していただいたら、私は幸せだな、っと思うんです。だから「雑民」、雑誌の「雑」、雑巾の「雑」です。どうか、雑民党をよろしくお願いいたします。
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=== 1987年 東京都知事選挙 政見放送 ===
=== 1987年 東京都知事選挙 政見放送 ===
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2019年8月18日 (日) 02:57時点における版

とうごうけん
東郷健
出典衆院選政見放送,1993
TUGU.jpg
雑民の会
本名 東郷健(とうごう たけし)
別名 伝説のおかま
生年月日 1932年6月10日
Flag of Japan.svg日本国 兵庫県加古川市
没年月日 2012年4月1日(満79歳没)
職業 ゲイバー経営者、社会運動家、政治活動家
代表作 蒼い性芯1
関連人物 TNOKハンガリー舞曲兄貴タロウIGRS昌樹

出演作

他多数

概要

蒼い性芯1でTNOKと共演した伝説のオカマ。ゲイ雑誌「The Gay」の編集長。マスゴミという言葉を広めた人物でもある。雑民党の代表として国政選挙などに出馬したが、いずれも落選している。

台詞

蒼い性芯

「イクとき気分出していいからね。うんと気分出して」
「遠慮しないで、だれも見てないから。自分で楽しんでるように」

1983年 第13回参議院議員通常選挙 政見放送

なぜ、雑民党を作ったか、ってっていうことは、あのー私が今50歳になった、大学を出て50歳までの28年間の、その物語を、あの歴史を、聴いてもらうことによって、雑民党の設立の、意図が分かると思うんですよね。だから、ちょっと聴いてほしいと思います。それから、なぜオカマになったか、っていうのはこの前京都大学の公演で、聞かれたんですけど、私がオカマになってなかったら、銀行の偉いさんか、あるいは大学の教授に今頃はなってたと思うけれど、でも、あのーホモだとかゲイだとかっていうことを隠して、それで自分に偽って生きるよりも、自分に忠実に生きてこれた今の私は、本当に幸せだと思っています。

んで、私の過去は、大学を出て銀行員になって結婚して子供ができて、それから、アメリカに行って、アメリカのブロイラー産業を見て、それで日本に初めてブロイラー産業を入れて、それで生産したんですけれども、見事に失敗して、1億数千万の借金を、背負って。それから、私は一番身近で、自分の、あのー好きな、小資本でできるっていう、ゲイバーを、借金を払うために、作りました。んで、初めのうちは、そのー、カツラを見てはびっくりしたり、スポンジのオッパイを見てはびっくりしたりした、んですけども、その売上のほとんどを借金に持っていくために、ママとマスターを雇ってた、のにも関わらず、辞めてしまい皆んながストライキするっていうはめに陥って、私は、ジーパンで「ママよ」って出てそのうちに、メーキャップして、浴衣着て「ママよ」っていうようになって、その次には厚化粧して、あのー、女装してみたり、いろいろして「ママよ」っていう風になって、隠してたのがだんだんだんだんそういう風に表へ出て、経営するようになってまいりました。

んでそのうちに、あのー『隠花植物群』っていう本を書こうかなって思って東京へ参りましたら、そのー、体を売ってる高校生がいて、んでその高校生を連れて帰って、その高校生から、私はいろいろな、勉強をされました。マルクスやレーニンや、マックス・ウェーバーや、あるいは学園闘争や、そんな話を聞いて、彼の影響で私の大学時代の、自分の社会科学方法論なん、なんかを、考えるようになって、「いったい、あの神様であった天皇が、なぜ人間に宣言しないかんねやろう?」、私が「天皇があの朕なら、私はほんまもんのチンチンの方がええわ」なんと思うようになったり、あるいは、それで「我々の税金の80億を、なぜ、そんなに使わないかんねやろう?」と考えるようになりました。

んで、あるいは、政治家は300年ものあいだ物価を下げた政治家は一人もいないのに、物価を下げる下げるって、民衆に、愚弄するんだろうか。そんなことを考えたり、そっから、まあNHKのことも言ったりしたんですけど、このたびはNHKは、結局私の、んー「性のタブーと戦う」なんて、あのーニュースで言うてくれて、それで、もうこのたびはNHKの悪いことはちょっとやめとこうかな、っていう感じでNHKもこの十何年間の間にだいぶ変わったと思います。

んから、私は、あのー、その『隠花植物群』を作って彼に出会って、彼が60年安保のときにいろいろ、そのー話したことから、結局今から12年前に、参議院に立候補することになったんです。んでーやっぱり性を通して、差別を訴え、てきたわけですけど、あのー、ホモの人たちの間では私の名前はちょっとは知っていても、一般には何も知らないんで、参議院議員、東郷健って言うても誰も見向きもしない。だから私は雨の暑い日、私のマネージャーに、「オカマを上につけたらどうかしら」って言うたら「そんな恥ずかしいことできへんわ」って言うのでキュッとひねったら「痛い!」っていうのが外へ聞こえてみたりして、「じゃあ私がするわ」って「オカマオカマ、オカマの東郷健が参りました」って言うたら、んだら雨の中荷物を持ってる人がパタッと荷物を落として、びっくりしたように私を見ている。じゃあこれでいこう、っていうことで「オカマの東郷健、オカマオカマ」って東京じゅう言い回って、とうとうオカマの代名詞みたいになってしまいました。

それでまた借金です。そして、私は、あの東京に来て、トイチとか、十日に一割とるとか、商品金融とか、あるいは…商品金融。商品を5万円買ったら5万円、あのー貸す。けれども、1週間後に10万円払わないかん。その、そういうものがあったんで、私はその後、3年後再び、あのー「女に化けたら、恨むは前に穴がない、不渡り不渡り不渡りブルース…」っていうような、ことを、喋ってこの金融界のことを、高利貸しのことを喋ったんですけども、それでも…誰も、私らの言うことは聞いてくれない。そして10年も経って、今頃になってサラリーローンの問題をしたり自殺者を出したりするっていうのは、政治家の考え方であって、落ちるだけ落ちた私は、地球の裏側に立って、物事をもっともっと見るようになってしまいました。

んで、だから、私がいない間に、あのその借金の差し押さえでなんにもかも無くて住むことができなくなったとき、私は40もなって恥ずかしい話ですけど私の、老いた母に、70万円マンションの費用送ってほしいって、泣ぎきつきました。それで、わた、親、あきなら私のことを信じてほしいって、言うたんですけど、その後、母は「おかまの子を産んだ覚えはない」って言う、夢にまで言うて、死んでしまいました。私は駆けつけて、泣くだけ泣いて、それで今もその骨を枕元に置いたまま、生きてますけど、そのとき初めて「ごめんね」って、言うて、それで、それでも、私は、そのときから、もっともっと…なんとかしてでもこの言いかけたことはやっていこう、っていうことになって。んで、その年、雑民の会っていうのを作って、その年、香典が何百万かありましたから、その香典で『太陽はいらない』っていう、あの郵便貯金ホールでコンサートを始めましたけど、「そんな有名人がでしても満員にすんのん大変やのに、あのー無名の、まあ、あの、めかんち、ちんばの切符なんか、誰も買うかいな(無音)」でって「そんなもん満員にならないわ」って言うたけどやったらやっぱり、それも借金で、大変でした。

けど、そんなときから、私は死を考えることになりました。亡くなった椎名麟三は、あの死の10年間ぐらいは私、とか妹とか私の母をモデルで、小説を書いてますけど、彼が「地球は青い」って言うたこととか、それから、人間、今こう喋ってても、いつ死ぬかもしれない。人間は、欲望が深いから死ぬっていうことを考えないんですよね。地球も、あるいは国も、いつかはやがて滅びていく。それは、滅びていくにも関わらず、誰もそのことを知らないです。んで軍拡とか、戦争とか、国を取られるとか、あるいは、そういうことを言うてるけど、非核三原則っていうのは、あの原爆が投下されて大変な目に遭うたから、できた法律でも、かく、あるにも関わらず、あの、まあ、中曽根っていうのは、そういうものを、ドンドコドンドコ進めてます。だから私は「中曽根がレーガンにおかまを掘られて言うこと聞いてる」って言うてるんですけど、あのー、そういう感じでこないだも私のホモの友達の、自衛隊員が、あのー「僕はメキシコで、原爆投下の練習とかミサイルの練習してきた」って言うてたけど、そんなこと、やがて、遅かれ早かれ、あの国が無くなるんならば、今のまま、守っていって、抵抗していくのが、我々、愚民である民衆、の叫びじゃないかって、私みたいなもんが言うてます。

そんなことから私は、いろいろ、やってるうちに病気になって、5万円しかなくって、それで、あのー出版社に応援してもらって20年ぶりにアメリカへ行って、それで20年前のアメリカと、ものすごい自由になった今のアメリカを見て、大敗したけれども好きになって、それで『雑民の論理』っていうのと、そのあと『欲情のキスをどこにするか』、それは名前を見たら、当然セックスの問題だろう、っていうけれどもセックスを通して私は、家父長制と、天皇制っていうのを、その中に叫びました。

そして、81年、私は…あのー、またアメリカへ行って、ニューヨークで、ゲイの、原因不明の病気が80年の6月から流行って1年の間に、2百何人のうち、48%の人が亡くなった、っていう話を聞いて私はさっそく、厚生省に問い合わしました。小田課長って性病課で、あの「どうしてくれるか考えんと日本にもビールス性肝炎が上陸したように、あのーやがて、それも流行るんじゃないか」、「日本にはいっぱいホモ旅館ができて、やってるけどその衛生面のことをどう考えてるか」って聞いたけど、「少数の、ゲイの人たちの問題についてはなんら考えてない、四大性病しか考えてない」って言うんですよね。だから、それがもしも、なったとしても、「不潔なセックスだから」あるいは「少数のセックスだから」って人から笑われて記事にされるだけで、あの、大変なことだと思います。

だから私が、そんで今、私のゲイの雑誌をこしらえてる中で、それでそれを取り上げたら、んな、ニューヨークの、えーっとアメリカじゅうに出てる『アドバゲイト』っていう雑誌は、それを一面に1ページに渡って大きく取り上げて私の日本での、あの、活動を、書いてくれたんですけど、日本にはそういうことがない。でもこの選挙に出れたのも、やっぱり、ゲイの雑誌を、全国のレズの皆様とゲイの人たちが、あの買っ、ば、爆発的に、買ってくれはったから、今日まで出られ、たと思いますんでここで、あのー篤く御礼申し上げます。んで、こういうことを最近になって、んーあのマスコミは書いてるけど、そのマスコミをだから私は日和見と言うんです。もう私が書いてから、もう、2年も、経ってから書いてるんですね。今度の場合でも朝日新聞は大変な高圧的でした。

んで、このたびの選挙では、結局、あのー、10人を寄さないかんっていうんで9人をいろんな人を寄したんですけど、結局、あのー演説をしなかったり、あの病気で倒れたり、いろいろして、とりあえず10人っていう人間を揃えたわけですけれども、でも、まあ、あのー雑民党っていうのは、そういう感じで、あのー私の母が亡くなって雑民の会を作って、それから出発して8年目に、東郷ようやくこれこしらえました。だから、全国の皆さん、それを、あのー、一人でも、ゲイから、あるいはレズビアンから、SMから、あるいは、疎外された人々、あるいは少数の、あるいは差別されて、あのー、あるいは、あのー、めかんちやちんばのある(無音)身障者とか、そういう差別されてる人たちと、手を繋ぎたいと思っています。

んで、私は、あのー絶えず少数の人っていうのは、私は、あのー、同じレベルの人同士が喧嘩する、あるいは弱者が弱者同士を、こう、あの喧嘩するっていうこと、とっても、私はいやあの、あらあの、表現する場があったら、それは嫌で、喋ってるんですけども。あのー、このたびなんかでも、芸能、芸能界でマリファナなんか吸うてんのはもう常識になってるんで、でそれが、結局そ、あのー、あのその、映画の賞もらったからマリファナになったり、私もニューヨークでラーママンで、芝居を、やっても、結局、そういう地位ができた役者たちが私がラーママンに出ることを邪魔したり、そういうことがいっぱいありました。

でも、そういうこともあって、この十何年間のうちに、今は中学生から、「僕はゲイだけど、あのー、親は東郷さんが気持ち悪いって言うてるけど、僕は黙ってゲイで校内暴力にも参加してないし」、んで、あのー、「東郷さん頑張ってほしい、僕たちが、もうちょっとで選挙権ができるようになったら、やるから」っていうような励ましの言葉も、いただいて、私は、あのーなんとか頑張りたいと思っています。その投書をいただいた方にも、ありがたいなあっと思ってる。

んから、今までは、私は、そのー…私自分が出ても、自分の票入れないで社会党に入れてたんですけども、その社会党の天皇といわれる向坂さんに、この前は出会った。んだら、「社会主義しゃ、マルクスの社会主義社会になったら、んだら、お前の病気も治るわ」って言われたんで私喧嘩して帰ったんですけども、そういう感覚の持ち主が、いまだあの左翼と言われるとこに存在すること自体が私は、「嫌だな」っと思ってます。

だから、「雑民」っていうのは、ほんとの弱者。ちょ、強い人と弱い人があったら、弱者です。んで、ピラミッドの頂点から、底辺の人まで、底辺だというのを我々は認識しないで90%が幸せだ、と思ってるって言うけれども、「本当の幸せってなんだろう?」っていうことを自分でグイッと考えて、「雑民」っていうのは、雑巾です。あるいは、浮き草です。デラシネです。でも、この「雑民」っていう言葉は広辞林ひいてもないんですけれども、その「雑民」に、我々は、やっぱり力入れて、小さなとこから輪を広げていきたい。人間として、偶然にも、あのー運命が良くて有名になったりなんかする、そういうようなことでなしに、本当の意味の、弱者、それを、な、「雑民」なんです。どうか、この話を聞いたら、一人でも、あるいは二人でも、十人にでも、その声を、皆んなに広めていただいて、それで、「雑民」が、ちょっとでも、この、今の社会の対する批判票として、あの投票していただいたら、私は幸せだな、っと思うんです。だから「雑民」、雑誌の「雑」、雑巾の「雑」です。どうか、雑民党をよろしくお願いいたします。


1987年 東京都知事選挙 政見放送

はい、東郷健です、こんにちは。えー、私はこのたび申し上げたいのは、エイズ予防法案と、まず第一にエイズ調査団のことについてから語りたいと思います。最後まで聴いてください。

エイズ予防法案については、死の宣告を受けたエイズ患者が、罰金刑になるというようなことに対する怒りを感じます。で、彼らに対しては愛とカウンセラーの養成が必要なのです。エイズ調査団に対しては、かんせ、間接税隠しとして税金の無駄遣い。節税をお願いしたい、と思います。ゲイ及びエイズに関しては、私はこの7年間、自分の自費で研究してまいりましたし、東郷健に訊けば無料で聞くことができます。

その間、私は世界で初めてエイズの映画を作り、アメリカの主要都市で上映してまいりましたし、エイズ患者のためにエイズの芝居を作りサンフランシスコで慰安してまいりましたし、んで、エイズ患者と何十人もの、あのインタビューを試みました。それは、オッk、オカマ、オ、とオカマ同士っていうのか、同じ悩める者同士の喋りで泣きながら彼らはいろいろと語ってくれました。そのことについては『The Gay』に6年間連載してますし、大まかなことについては今年の2月号の『噂の眞相』、及び今年の4月号の『The Gay』に書いているから、読んでみてください。

んで、先日もニューヨークに行ってきたんですけれど、ニューヨークでは、82年から86年までの間に1万人のエイズ患者が死んでいます。そのうち56%はゲイの人たちです。麻薬患者の多いニューヨークでも、やはり、半分以上の…エイズの、ゲイの人が死んでおります。サンフランシスコでは、85年から86年にかけて、800人あまりの人が、ゲイの人がエイズで亡くなりました。日本ではどうか。厚生省はまったく、嘘で隠しております。あんな少ない数では、ございません。中曽根総理とおんなじように嘘をついてるんです。

ここで私は、このたびはオカマの恥部を含めて、すべて語らねばなりません。男たちは、すべて99%オカマです。それが精神的か、あるいは愛か、愛と共に肉体と走るか、それぞれ違うだけなのです。んで、ゲイの人たちは…その、「結婚せなあかん」という偽りの結婚をしてしまいます。男と男を愛する差別から、くるものです。だから、その偽りが、その発散が、人よりも多く、セックスのオーバーなセックスに走る、っていうことになるわけです。それが証拠に私も3人の子供がありますし結婚も、偽りの結婚もしました。

そのセックスの欲望、それで性に対する際限ない欲望と、それから物に対する際限ない欲望が、性に対してはエイズとかB型ビールス性肝炎とかが流行っております。物に対しては、エイズ菌をばら撒いているようなもので、じ、自公民、東京都知事、など、推薦したとしても、その人たちが物に対するエイズ菌をばら撒いてるようなもので、東京都をやがて滅亡にほろ、陥れようとしています。それは必ず、歴史が証明すると思うんです。

そして、今、そのエイズ菌の、一番原因になってるゲイたちのゲイサウナ、ゲイ…旅館、ゲイホテルっていうのが日本にもあるんですけれど、それに対して誰も手をつけようとしていません。保健所も、それを問い合わせても、まったくそれはありませんということでしたし、厚生省も知らないんです。ニューヨークの場合は税金面と、衛生面で、取り、やめにしてしまいました。そしてサンフランシスコでは法をもってして、自主規制、そしてやめるっていうことでもう、全然ありません。そこには、んーゲイのきと、人たちが、抑圧を発散するために、1日に15人もの男の精液を飲んで胃がダブダブだとか、おケツを何人にも掘ってもらって痔が治ったとか、乱交はええわ、とかっていうことで、いろいろな中学生、高校生、大学生、一般の、その…マイホーム、イーパパっていう人たちがそこを出入りしてます。だから、尖圭コンジウムとか、それからB型ビールス性肝炎とかその他の性病、及びエイズの根源になる、そのサウナを、厚生省も保健所もなんら手をつけようとしておりません。

ゲイの人たちへお願いいたします。もしも好きな人があれば、なんとしてでも、マ、何回もマスタベーションをして、それでもそれでも好きならばコンドームと、そしてゴムの手袋と、そして精液を飲まないこと。ということを注意してください。私にも「人間やめますか、オカマやめますか」って言われるけど、やめられないオカマならば、自分がおのずからその性に対して性病に対して、それで注意しようではありませんか。

今、皆様にお願いがあります。私は、東郷健に投票してほしくもありません。そして私に、すこしでも好意を持つ方は…自公民には絶対投票しないでほしいと思います。「性事」こそ、りっしんべんの性の事こそ、ガバメント「政治」に勝れて人類の一大関心ごとであらねばならないと、私は思うのです。東郷健でした。どうかよろしくお願いいたします。

1989年 参議院選挙 比例代表区 政見放送

(不明)

私を応援くださった、20年間の、全国の少数の支援者のために、すこし体の調子が悪いのを、…

(不明)

…争が終わって、原爆があって、そして神様であった天皇が、シンボルになって、人間天皇になる。まったく私の人生で、衝撃的なも…

(不明)

日本人は、イクイクって言います。与えましょうって、言うわけですね。GO GOって言うわけですね。だから、西洋人と日本人の、そのセックスの違いっていうことを思うんですが、日本人は、その、まだ化石のようにそのよがり声を残しています。イクイクっていう言葉です。それは人にものを与えるっていうことです。

んで、セックスの体位でも、農耕民族は上下運動しかしませんでした。それが、円を描いたり斜めに掘ったり、いろいろな形にしたのは、西洋が生んだ上流階級の、特権がこしらえた、セックスが、ま、エクスタシーじゃないわ…

(不明)

あらゆるものが平等に生きられる、それこそ、気持ちのええっていう、ことなんです。

(不明)

次に、「猥褻」っていう問題について、私は…えーっと『The Gay』っていう雑誌と『男男(おとこ)よ!』という写真集と、それから、外国からいっぱい私は友達があって、日本でよりも私は外国にいろいろなゲイの友達を持ってるもんですから、外国からいろいろチンチンの出た写真とか送ってまいります。それを、税関は、わ、私が猥褻物・密輸入として、私の家を家宅捜査し、警察と税関によっていろいろな物を持ち去られました。んで、私はその「猥褻」については『愛のコリーダ』のしょ、裁判で猥褻問題で勝訴された、内田剛弘弁護士にお願いして、それを争ったわけですけれど。

例えば、チンチンを見て、猥褻なら欲情するっていうわけですけれど、検事とか、警察官が、100人おって100人が、「チンチンを見て勃起する人手を挙げえ」って言うたら多分、100人とも手を挙げないと思います。ゲイ差別があるからその中にゲイの人が、何人かはいるとしても、それは欲情を催さないと言います。それならそれは猥褻ではないかっていうことで、私は不起訴になりましたけれど。おかげさまで、留置場っていうなかなか大勢が行かないところ行かしていただいて、ええ勉強になりましたけれど。そういうことで、セックスを抑圧して支配するっていう考え方は、誠に残念であり、検事及び裁判官が、やっぱり猥褻問題においてでも、人間を、無視して、検事も、裁判官も…人間ですから、ほ、法的に、あるいは裁判史上に、汚点を残さないようにしてほしいと私はお願いするものです。

次に、エイズの問題ですけれど、政府はエイズ防止法案を作りました。それは患者及びエイズに対する「管理」システムであって、その他厚生省はそれに対してなんらの手を打っておりません。そのことで私は…一応『エイズは戦争武器だった⁉︎』、それから『医者が尊敬されない理由(わけ)』っていう本を、出しました。永井明先生に院長になってもらって、大久保駅前ビルクリニックっていうのを開きました。それはゲイの人たちのためです。日本でもそこ1か所しかないわけですけれど、そん中で、エイズ患者が出ました。その人にいろいろ聞くと、んで外国人とセックスしたわけでもないのに、ゲイの行くホモサウナがあるわけです。そのサウナで何人かと、セックスをやって、そしてエイズになった言うわけですから、それをうつしたエイズ患者はその中に沢山います。だのに、厚生省はなんら手を打っておりません。ゲイのサウナは、サンフランシスコもニューヨークも、1973年以降、ほとんどなくなって今は一軒もありません。そういう状態であるのにサンフランシスコへ行って、エイズ防止ほんあ、法案を嬉しそうに「作る」って言う、あれは今、今の宇野総理がやったわけですけれど。そういうことは、許されるもんではありません。

そんな中で何百人かの、ゲイの人の血液検査をやった中で、梅毒が2人に1人、ありました。で、偽りの結婚して、ゲイの人も奥さんや子供を持ってる人も沢山あります。もちろん私もそうですけれど。そういう、その、性病に対しての、管理と、「管理」っていうよりも「指導」とか、そういう、それからその、ホモのサウナの禁止とかなんら手を打っておりません。これは政治家の、とっても間違ったもんであり、同じ法律でも、政治資き、規制…政治資金規正法案については、皆はザル法案って言いますけど、あれは脱税法案なんです。私の弱い頭でもってしても、何十億の脱税だって、する方法の法律であります。

こんなことを考えると、生きたくない、と思うのは私だけではない、んではないだろうかと思います。私の人生で、死ぬことだけが平等で民主的でした。下血、下血って死ぬ人も、自然死する人も、あるいは、掠奪されて、殺す、人も、殺される人も…そして不死鳥・美空ひばりも死んでしまいました。あなたも、きっと死は間近にやってくるんです。そんなことを考えたとき、真実と真理を追究してほ、生きてほしい。それが、私のお願いです。

そしてここで、充分申し上げることのできない…ことについては、それは魂とか愛とかっていう問題です。それで私は、今年、芸術祭参加番組として、8月と10月に、新宿に、おいて、『ふたつの愛』という芝居を…やります。その演出と美術は、影絵画家・藤城清治です。…どうか、私の、それが最後の舞台になると思います。握手をしにやってきてください。なお性病、エイズ、など心配なこと及びこの芝居については、ゲイの雑誌、私の発行しているゲイの雑誌を、本屋で、恥ずかしがらずに買って読んでください。それに詳しいことは書いてあります。

最後に…私は…私を支援くださった少ない人々に、申し上げます。できれば、私の、この喋った言葉を録音して、一人でも多く、私の叫びを伝えてほしいと。そして、私はありったけの愛を込めて、せめて自らに恥じなく眠りたいと。
 星と空との只中に 小さき者の何を争う
 星と空との只中に 小さき者の何を争う
と。どうか、元気で、頑張ってください。ありがとうございました。東郷健でした。よろしく。


1990年 第39回衆議院議員総選挙 政見放送

地球維新党の東郷健です。「維新」とは、「日々是新めなり」っていうことであって、その明治維新と違います。明治維新は、大久保利通によってヨーロッパの思想を、あの、入れました。例えばセックスに例えば、ヨーロッパの人は、気がいくときにはカムカムって言います。日本人は、イクイクって言います。その「与える」っていう思想を、忘れてしまったからこの失敗がありました。

んで今、資本主義は1000年ほどかかって、社会主義は100年あまり経ってます。でもあたかも、マスコミ、と違って「マスゴミ」は、資本主義が社会主義の勝利のように言っていますけど、両方共が今行き詰まっています。ここに、新たに地球維新党が1000年先かもしれませんけど生まれました。地球を壊滅に向けての、演出者は誰か。欧米と日本の一部の支配層です。ロックフェラーは、全世界にネットワークを広げ、全世界をその欲望のための、彼らの政治で統治する。国際連合も彼らの地球を支配する道具でしか、過ぎないのです。ひと握りの、エリート階級の…権力と、権威と、富の独占は許すことができない。だからこそ地球維新党が生まれたのです。

そして国内に目を向ければ、投票の自由だけが民主主義とはいえません。誰もが選挙に出て、堂々と訴えて、こそ民主主義といえるんと違うやろうか。この選挙で党を作るのに、5千万円の供託金が要って、25人の人が出馬しなければ、党として確認団体として認められないっていう、考え方は間違ってて、それでそんなシステムだからこそ自民党の3分の1の議員が、二世議員だっていうことになるんです。ニセと二世と違いますけど、そういう風になります。だから私は言うんです。エイズ患者のような自民党。B型肝炎とエイズにかかった、公明党。「エイズ防止法案で隔離せよ」と。そして、私は宗教はまやかしであり、イコール、それでペテンであり、詐欺であり、今日本は偽物がはびこっております。

そして私に、自分のことを振り返ってみれば、銀行員であって一生を過ごしたとしたら、私がゲイになって、オカマと呼ばれ差別されたからこそ、この20年間選挙でその差別と闘ってまいりました。だから、私の人生は幸せ者です。留置場にも人にも行けないようなとこも入りましたし、そして私は、自分だけでなしに身障者やいろいろな人、と闘うことができました。4年前には、選挙で、「おし」って言うたらいかんっていうことですけど…口のきけない人が出たのにも関わらず、無言で5分30秒放送されました。それは雑民党からでしたけど。それはその後直りましたけど。その前に、権力の手先であるNHKは、私が『太陽はいらない』っていうコンサートをしたときに、「めかんちやちんばや、の切符なんか買えるかいな」って、差別された側として私が喋ったにも関わらず、私は無言で放送されました。だから私は裁判しました。そして、その裁判は一審で勝ちましたが二審で負けて今控訴中です。それも何年もかかってるのにけん、結論が出ません。私はあくまでも、その差別と、闘い、あるいはゲイ解放のためのゲイの雑誌を作り、そしてゲイの人たちのために、診療所も作っています。だから、自民党がエイズ防止法案を作ったってくそ役も立たないわけです。

そして、現実の問題としては池田総理以下、田中角栄によって、中産階級を作ろう、保守、化さそうっていうことで20坪や50坪の家や土地を持つことにおいて、自民党は勝利してまいりました。けれど、今その土地の暴騰を防ぐためにも、戦後アメリカが農地開放をしたように、土地を国営化しなければなりません。そんな大事なことは誰も、言いません。それは許されないことです。

もう一つは東大の解体です。東大とOBの…繋がりが、管理権力構造の、政治の腐敗を招きます。ロッキード、リクルート、その発生の地盤があるわけです。教育の頂点にいる人も、教育者の…頂点にいた人も、リクルート事件でありながら、今度も、選挙に出ているっていうことです。

私は、あくまでも、真実を語り、真実を訴え、わっと、残るわずかな時間を闘っていきます。赦されるならば、ピラミッドの頂点にいる人々を、私はジャックナイフでその胸を切り裂き、ピラミッドの底辺にいる人々に、私は、その血の滴る心臓を捧げたい。せめて自らに恥じなく眠りたいと。星と空との只中に、小さき者の何を争うと叫びたい。…私が、地球維新党の、東郷健です。…私が、地球維新党の、東郷健です。よろしくお願いします。ありがとう。

1991年 東京都知事選挙 政見放送

突然また、東京都知事選に出馬することを決意したわけは、東京があまりにも働く者にとって住みにくく、生きとし生きるものを追い出そうとする計画に、いきどおりを持ったからです。従来から住んでいた都民は、地上げによって難民の様に去らざるを得なくなり、居座り続ける都民は禁欲のロボットと化しています。

私の住んでいる大久保でも、狭い空間に花を植えて、花の芽が出かけた上にゴミを置いたり、私の好きな夕顔を、植えていたら隣の家につるが伸びると無惨にひきちぎられ、柿の木が大きくなると木の葉で部屋が暗いとか、落葉で掃除が大変だと、家主に言って切らせてしまう。同時に大切に育てた梅や沈丁花まで切って、枯らせてしまう。こんな、主婦たちの、動物や植物に対する愛情のなさを見るとき、ふと「朝顔につるべ取られて もらい水」といった、やさしかった人々の、心を懐かしく思います。

日本人は敗戦の貧しさがあったからこそ、繁栄を、今勝ち取ったかと、しれませんが、現在の年寄りたちは戦争の過ちから再び、物質による地球破壊の失敗を犯してしまったのです。私はこんなことから、心を忘れた物欲のロボット人間しか東京に住めないんだろうか。自然保護、資源の無駄遣い、環境破壊などの問題は、イゴイスト、都民にとっては遥かに遠い問題ではないだろうか。東京都に新しい、権力の城が完成しましたが、選挙のため私も行ってまいりましたが、昔から「あほとせんじ虫は高いところが好き」やと言いますけど、あほな私は「ええ眺めやな」と思ったと同時に、こんなものを作る前に他に税金の使い道はなかったんやろうか、そして破壊予定の旧都庁もそのままでは、流用することができないもんだろうかと考えるんです。

東京の地価の暴騰については土地の私有禁止化、20年間売買禁止などの、大胆な政策を打ち出すことが必要であり、そしたら家賃も安くなります。都内の異常な無断駐車もメーカー側の宣伝に騙されずに、今の車の台数を50%減にすれば、事故も…自動車の渋滞もなくなるのではないか。きっとくるだろう大地震に備えて森をもっと増やさなあかんのと違うやろか。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」では通用しない状況なのです。

また都はエイズ問題、ゲイ差別、ゲイには青年の湯を貸さないとか、今裁判になっていますがアジア難民の差別問題、保健所や病院は製薬会社のてさ、手先で、は、あってはならないのです。私は今一時声が出なくなって尿療法をしていますが、今尿療法をエイズのために研究しなければなりません。そんな素朴な発想から、疑問から、再出馬を決意したのです。

今、世界は、国際ユダヤが、アメリカをコントロールし、イラクに対する大侵略戦争が始まり、この侵略戦争は米英仏・帝国主義と、シオニスト・イスラエルが、お、しゅ、主役となって、サダム・フセインを一方的に攻撃し潰して、中東の石油の利権を独占することによって21世紀を、国際ユダヤの世界征服の時代とする布石としているのです。そして同時に、日本経済乗っ取りの火ぶたも切ることにもなって、その代理人が自民党の小沢一郎であり、傀儡人磯村候補なのです。

磯村候補には金権創価学会の悪玉教祖池田大作が、脱税対策といわれる…問題に、加担し、90億ドルの、しつ、支出に対する池田トウサクの賛成は日米安保条約と事実上改編し、日米軍事同盟の作戦範囲を世界に広宣するものなのです。これは許せない。今、池田トウサクを掘って掘って掘りまくり、君たちのスカッドミサイルで、アングロサクソンのカムカムではなく日本人のイクイクにしなければなりません。そしてマスゴミがもっと真実を伝えるべき問題なのです。

私は、20年あまり「選挙は東郷さんのリサイタルよ」と嘲声さ、嘲笑されながらも、参院選に出馬を続け、愛の自由を叫び、「猥褻」とも闘ってまいりました。こんなことを芝居とゲイ雑誌で訴えてもまいりました。今年も、新宿では7月に、地球…の一番犯罪者は人、人間であるということを宇宙から眺めたミュージカルを、神ひろし 作・演出・振り付けによって藤城清治の美術で、そして天皇の問題を扱ったものを太田竜 作、三原四郎 演出、松本タカハル…によって、上演する予定です。

今こそ21世紀などという目先のことでなく、31世紀を見越して、富める者と貧しい者の戦いが始まった今、フセインとイラク人民の英雄たちと共に世界最終戦争に向けて、その勝利が今度こそ、弱者の手にあるように、私は赦されるならば、ありったけの愛を込めて、ピラミッドの頂点にいる人々を、ジャックナイフでその胸を切り裂き、底辺にいる人々に、血の滴る心臓を捧げたい。ありったけの愛を込めて。東郷健でした。

1992年 参議院選挙 比例代表区 政見放送

おかまとして選挙に出たのは20年あまり前、私、東郷健は世界で初めてです。日本でも落ちても落ちても笑われても、ずーっと20年出てきたのは私が一番の古株になってしまいました。現実の問題としてはPKO法案とか、暴力団新法とかが、何とかがありますけれど、PKO法案は国連という名のもとにユダヤが仕組んだ日本の自衛隊海外派兵の暴力にすぎない、暴力団新法は弁護士。遠藤誠の言われるとおり憲法違反であり、悪法である。すべての新左翼、反権力、市民組織に適用される恐れがあるから、それは、私はもちろん反対ですけど、遠藤先生の言われるとおりだと思っております。

私がここで、訴え、伝え、話したいことは私自身の問題からそのことについて話したいと思います。私は今、新宿の大久保に住んでいる訳ですけど、家主が私の作ってる花を切って枯らしてしまったことから、抗議をしたら、明け渡しするようにっていう裁判で、1審で、キタヤマモトアキっていう裁判官が、判決を明け渡し訴訟を下しました。そして私は雑誌を出しているんですけれど、その雑誌のグラビアとか写真集が猥褻だということで、逮捕されて20日間留置所に入りました。それで、猥褻は何だろうと思いました。それから、外国から男のヌードを持って帰ったら、猥褻物だっていうことで没収され、税関法違反だということで、86,000円の罰金を1審ではハラダクニオという裁判官に命ぜられました。

私は東京に住んでて20年間、給料は20倍にしかなってへんのに、土地の値段は160倍にもなっとるということを貧乏人は庶民は何で気づけへんねやろう、って私はその明け渡し訴訟から思いました。そして、猥褻っていう問題、それから外国で堂々と売ってるものが関税法違反だというようなことから、私はもっともっと愛を、っていうことを考えて、「愛の勲章」という芝居を自分の恋の物語と自伝と警察暴力の問題を含めて作りました。もう一つは、「ブルーエンドブルームーン」っていう私の家主が植木を切って枯らしたっていうとこから発想して、SFでミュージカルに..........えーっと、かぐや姫が宇宙で1人の息子と3人の女の子を産んで、1人の息子を地球にやるんですが、「地球の人類に毒されてしまって、我々の星では住むことがでけへんような子供になってしもうた」っていう母親の悲しみから、そして息子が「あんたはその、植物を切ったり植えたり、花なんかなんぼでもどっこにでもあるやないか」っていうことに対し、母親は「あんたはそんだけ地球に毒されてしもうて、犯罪人や、息子やあれへん」って言うて喧嘩するんですが、「ほんとは地球上の人類で一大犯罪者は他の生物にない人類だけや」っていうことを母親は言うわけです。そして、その「生きとし生けるものすべてが、平等に生きる権利がある」ということを母親は言いたいわけですけれど、そこで21世紀なんていうすぐのことを言わないで、30世紀に向かって我々は考えらなあかんの違うやろか。今こそ、立てて立てて、スカッドミサイルを立てて、そして射精するときがやってきた、という物語を作ったわけです。

そして、私はゲイのための診療所もやってまして、そこからエイズ患者も出ましたし、私の周りにエイズで亡くなった人も多々おります。そんなことから、私は、その、エイズの問題とその警察暴力を含めて、警察で言いもしないことにまで拇印を押されて、留置所に入れられたこととか、そして私の恋人のこととか、そしてわが国のそのエイズに対する予算はたったの21億で、アメリカは同じ汚染国にしても5,500億、タイは143億もあるのにっていう、そういう政治に対する不満を私は「愛の勲章」として芝居にいたしました。その冒頭シーンを聞いて下さい。



12月8日。私、東郷健は突然警察に踏み込まれて逮捕されました。

奇しくもその日は私たち人類が忘れてはならない大東亜戦争勃発の日、国家権力の名のもとに、天皇陛下万歳、と人々を災いのどん底に突き落とした、愚かな戦争を始めた日でもあります。

私にはワイセツはわかりません。警察の言う「劣情をもよおす」がワイセツだとすれば、そんなもんは個人個人、場所により、土地柄により、違うはずです。なぜ、どうして、私の行為のどこがワイセツなんでしょう。人間の体のどこがワイセツなんでしょう。男が男を愛して、なぜワイセツなんでしょう。人間の性の自由は許されるべきです。誰が誰を愛しても自由な世の中が来てもいいはずです!いいえ、来るべきです!ワイセツって一体なんでしょう。私にはワイセツはわかりません。



そして、私は私の恋人が身障者であったために自殺してしまうんですが、私はここではその言葉を、かってNHKで身体障害者の言葉を反対、一般に言われている、普通に思っていることだと思って発言したことが、1審では勝訴したけれど、2審で敗訴になります。けれど、その差別された側としての言葉をなぜしゃべったらいかんと思いますけれど、NHKでは無言で放送されました。だから、今度は私の愛する人の遺言をここでは無言で放送します。想像して下さい。



 遺言「石」

東郷のママへ チカラより。

お世話になりました。どんなに励まされたことでしょう。負けたらあかん。がんばらなあかん。おかまのどこが悪い。......のどこが悪い。それが私らの試練やった。それでええやないか。ママはそう言ってぼくを抱いてくれました。ぼくは本当に嬉しかったです。だって、......で......のぼくをまともに相手してくれたのはママが初めてだったからです。後悔はしていません。こんなぼくでも少しはママの慰めになったと思いたいです。少しは人様の役に立ったと。ぼくは幸せに死んでいきます。その前に最後のお願いがあります。選挙に出るって聞きました。それならばどうか捨て石になって下さい。おかまの東郷健という捨て石に。笑われてもいい。馬鹿にされてもいい。おかまの東郷健として、少しでもぼくらのような人間が生きやすいような世の中が来るように、どうかがんばってほしいんです。気がついていますか、ママ。ぼくは手紙ではもう......ていません。だから、死んだらきっともう......ではなくなります。もっと自由に歩けるような気がするんです。いいえ、もしかして青空を駆けめぐることができるかもしれません。自由に飛べるかもしれません。ぼくは知っていました。この体はぼくじゃない。ぼくは自由です。誰もがみんな自由です。人間生まれながらにしてみんな平等です。この自由を、命を、かけがえのない命を、自由であることの権利を、いかなる理由を以てしても抹殺するべきではありません。チカラは自らの命と引き替えに自由の尊さを身を以て抗議いたします。短い命でしたが生まれてきてよかった、生きてきて本当によかったと思っています。だからどうぞ悲しまないで下さい。今度こそぼくは本当に自由になります。見て下さい、ママ。ぼくは自由です。歩けます。飛んでいます。走れます。ぼくは自由です。ぼくは幸せです。



オカマのどこが悪い!オカマのどこが恥ずかしい!男が男を愛してなんで悪い!愛は自由や!愛は表現や!恥ずかしいのは自分自身に嘘をついて生きることや!恥ずかしいのは自分自身に嘘をついて生きることや!恥ずかしいのは人を愛されへんっていうことや!私にはワイセツはわかりません。ワイセツって何やろう。東郷健を犯罪者ってしたことが間違っていたと、歴史に汚点を残さないように、後の世になって笑い話にならないように、権力者の手先であるすべての地に落ちた裁判官に次の言葉を告ぐ!
「すべての者は表現の自由について権利を有する。この権利には口頭、手書きもしくは印刷、芸術の形態または自ら選択する他の方法により国境との関わりなくあらゆる種類の情報および考えを求め、受けおよび伝える自由を含む」
—————国際人権規約第十九条第二項。

私は残されたわずかな時間を、すべての地球上のあらゆるものを、わけ隔てなく、そんな愛ある人々を少しでも作って、なってもらうために。風に吹かれて 慈悲に包まれ 愛が全てや 愛こそが命やと!私は叫び続けたい。せめて自らに恥じなく眠りたいと。せめて自らに恥じなく眠りたいと。ありったけの愛をこめて。ありったけの愛をこめて。

比例区で東郷健に入れたいと思っても東郷健と書かないで下さい。雑民と。フランス語でゼラシネ、浮き草みたいなものを雑民と言います。雑民と書いて下さい。よろしく。東郷健でした。


1993年 第40回衆議院議員総選挙 政見放送

私がこのたび急になぜ選挙に出たかっていうことは、ちょうど国会が解散したときに大阪の初日の舞台がありまして、んで何も考えてなかったんだけれども、んーっと…1971年から、私が選挙に3年ごとに、参議院の選挙は出てるんですが、衆議院の選挙はこのたび雑民党として初めて出るわけです。それで、1人300万円の供託金を積んで、25人も出えへんかったら、7500万も積めへんかったら選挙ができないっていう今の、システムに、非常に疑問を持ったからです。で本当は、投票の権利があっても、誰もが選挙に出れるような、世の中にせえへんかったらあかんのん違うやろうか。弱者はいつまでも、あの…その選挙について立候補できないにしたら、そんなとこに民主主義の存在があるんやろうかっていう疑問を持ったから、私は急遽選挙に出ることに決めました。

そしてもう一つは…マスゴミが今持て囃しております日本新党にしても、その、バックにある資本家どもが、天皇にまつわる資本家どもが、お金を出してたら、それは、必ず見返りが必要とします。今の自民党が、攻撃されたって言うてまた新しいの違う形を出して、それは同じ狢の仲で、いくら改革しよう思ってもできへんのと違うんやろうか。

でもう一つは、太田龍の本にも書いてありますけど、小沢一郎とか、大前研一とか、池田トウサクとかっていうのはユダヤ・フリーメイソンの手先ではないのか、というその、疑問を持ちました。一歩、私は外に向けてみましょう。こないだは、サダム・フセインに向かって、ブッシュの暗殺計画があったっていうことですが、そんな証拠はどこにもないのに、ミサイルでぶち込んで、なんにも罪のない人を殺すっていうことは、クリントンも、やはり、死の商人の手先でしかない。その、下にいるのが日本と違うんやろうか、っていう、そういう疑問を持ったからです。

いつまでたっても、その…天皇にまつわる資本家どもが、その、必ず賄賂を貰う。落選したら、供託金を没収するっていうよりも、当選したら賄賂を貰えるんだから、当選した人から供託金を没収した方がええん違うかっていう、そんな疑問も私は持ちました。

んであの湾岸戦争から毎年行ってたニューヨークにももう行かんようになったんですが、来年は15万人の、ゲイたちがニューヨークに集まってゲイ・オリンピック、そして文化の面でいろいろ競い合います。だから私も久しぶりにニューヨーク行くんですが、その、ニューヨークでもフランスはゲイたちのために国が、お金を出します。後進国・日本では、そんなことは、望むべくもなし。

っていうことで、んでかつて私がニューヨーク行ってたときに、ホモセクシュアルの、あの、ビデオを日本に持ち込みました。それは、猥褻物密輸入になるっていうことで8万4千円の罰金を頂いたんだ、けれども、それに対し弁護費用280万円払って、えーっと控訴して、それは、あの無罪になりましたけど、今、最高裁で戦っています。自分の持ち物が、なぜ猥褻やろう。チンチンがなぜ猥褻なんだろう。そんなら…人類全部が猥褻であり人類全部が犯罪人と違うやろうか。ここで私は、東郷健を犯罪者としたことが間違っていたと、のち、後の世になって笑い者にならないように、あるいは裁判史上、汚点を残さないように、次の言葉を、権力の手先でしかない裁判官及ぶ、検事に告ぎます。

『すべての者は、表現の自由について権利を有する。この権利には、口頭、手書き若しくは印刷、芸術の形態又は自ら選択する他の方法により、国境とのかかわりなく、あらゆる種類の情報及び考えを求め、受け及び伝える自由を含む。』国際人権規約第19条第2項。日本国憲法よりも上にあるっていう、あの国連の決めたもんです。

だから、私は差別された者、底辺にいる人たちのことを、表現の自由の、ある限り、喋ってまいりましたが、今、私は言いたい。おかまのどこが恥ずかしい。おかまのどこが悪い。男と男が愛してなぜ悪い。女と女が愛してなぜ悪い。恥ずかしいのは自分自身に嘘をついて生きることや。恥ずかしいのは自分自身に嘘をついて生きることや。恥ずかしいのは、人を愛されないっていうことや。

赦されるならば、せめて自らに、恥じなく眠りたいと。天皇にまつわる頂点にいる人々、ピラミッドの頂点にいる人々を、あたしはジャックナイフでその胸を切り裂き、底辺にいる、ピラミッドの底辺にいる人々に、あたしはその血の、血のしたたる心臓を捧げたい。せめて自らに恥じなく眠りたいと。ありったけの愛を込めて。ありったけの、愛を込めて。東郷健でした。