書き起こし:BABYLON STAGE 48 僕の一番忘れたいこと 第一章「警察署」

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 (派出所内。部屋にはKBT巡査ひとり。煙草の吸いさしを灰皿に押し付ける。そこにNITUとカツマタが入ってくる)
 NITU「あのニキータ何がすごいか分かるか?」
 カツマタ巡査「ニキータ? リュック・ベッソンですか? なんですかねぇ、あの髭の俳優の、仕草ですかね」
 NITU「お前なんにも分かってないな」
 カツマタ「すいません(半笑い)」
 (NITUの顔の大写し)
 NITU「何がすごいってア・・・アンバランスだよ。あヌ、アンバランス」
 カツマタ「アンバランス?」
 (アングルが変わり、カメラが壁に貼られた「シャブ射ちますか? しゃぶりますか? 警視庁」という激寒標語を写す)
 NITU「アンヌ・パリローの細い腕にデザートイーグルの無骨なハンドキャノンというミスマッチ。アンバランスがなんと言ってもいいんだよ」
 カツマタ「なるほど。さすがNITUさん目の付け所が違いますねぇ」
 NITU「あーでもこんなニューナンブでもいいから一発撃ってみてぇよなぁ。こんな交番勤務じゃ、なんのためにッ警官になったのか分かんねえよなぁ」
 カツマタ「そうですね~(便乗)ナンブのハン、ハンドアクションは地味ですけど、撃ってみたいですよねぇ。あ、お茶でも出しましょうか?」
 NITU「あ、いいよ。おい」
 KBT「はい」
 NITU「何やってんだよ?お茶だよお茶」
 KBT「あ、はい」
 NITU「おいちょっと待てよ」
 KBT「ハイ・・・」
 NITU「何やってんだよ?」
 KBT「エ・・・(困惑)何って・・・お茶を・・・」
 NITU「聞けよ、『何飲みますか』って?」
 KBT「あ、すみません。で、何を?」
 NITU「おまえ、緑茶でいいよな?」
 カツマタ「あ、構いません」
 NITU「緑茶とぉ、俺、いつものでいいや」
 KBT「えっ?」
 NITU「おまえ女いるのか?」
 カツマタ「いやいないっすよ」
 NITU「男たるものやっぱ結婚するもんだよ」
 カツマタ「NITUさんとこは例のサバゲー(?)同好会の?」
 NITU「そう。持ってきたの、ここ置いといて」
 KBT「あっ・・・」
 NITU「なにボーっとしてんの?どこだよお茶?ほうじ茶だよ、ほうじ茶」
 KBT「ハイ、スイマセン」
 NITU「まったく気が利かねえよなぁ、あいつ。ふつう人並みの観察力がありゃあ、それぐらいンこと分かるだろ」
 カツマタ「はい、そうですよねぇ(便乗)」
 NITU「おまえ今度の日曜日ヒマか?」
 カツマタ「日曜?はい、大丈夫ですよ」
 NITU「(手で銃の形を作って)コレあるから、おまえも行くか?」
 カツマタ「はい、ゴイショさせていただきます」
 (NITU、拳銃を構え、冗談半分でカツマタに銃口を向ける。銃口を下ろそうとした時、拳銃が暴発しカツマタ死亡。呆然とするNITUとKBT)
 NITU「やべぇ、撃っちゃった(冷静)
 KBT「ヤバいですね・・・(無関心)」
 NITU「お、俺、引き金引いてねえよ。何もしてないのに勝手にさぁ・・・」
 NITU「こ、これ、事故だよな?」
 (しばらくの沈黙ののち、なにを思ったかKBTに銃口を向けるNITU。しかしすぐに銃を下ろす)
 NITU「なぁ、事故だろ? 事故ってことにしてくれよ。うちのやつ3か月なんだし(申し訳程度のノンケ要素)、ローンも残ってんだ。何でもするからよぉ・・・」
 (KBT、煙草を一本手に取ってライターで火をつける。)
 KBT「服を脱いでください」
 NITU「え?(困惑)」
 KBT「ふくを、ぬいでください」
 NITU「な、なんで・・・?」
 KBT「何でも言うこと聞くんじゃないんですか?」
 (立ち上がり、しぶしぶ服を脱ぎ始めるNITU)
 KBT「もっといやらしく(無茶振り)」
 KBT「もっとそそるように」
 (NITU、シャツを脱ぎ上半身裸になる。ここまでKBTは一切NITUを見ていない)
 KBT「(NITUを一瞥し)やりなおし」
 (KBT、カンペをガン見しながら説教を始める)
 KBT「NITUさん、この際はっきりさせましょう。あなたは、故意ではないにしろ、カツマタ巡査を射殺した。
 今回のこのケースは、懲戒免職、並びに業務上過失致死だけじゃ済みませんよ。
 しかもあなたはその後、救急車を呼ぶなどの処置を怠り、それどころか、隠蔽工作を行おうとし、僕にその片棒を担がせようとした。
 今自分が置かれている立場、ご存知ですか?」
 NITU「分かったよ。着ればいいんだろ」
 KBT「いや、正確に言えば僕はどちらでもいいんですけどね」
 (再びシャツを着るNITU。そしてまた脱ぐ。その傍らで煙草を吹かすKBT。相変わらず、NITUのほうをちらりとも見ようとしない。)
 (NITU、トランクス一枚になる)
 KBT「じゃあ僕の拳銃を取り出してください」
 KBT「あ、そうそう。拳銃と言っても2丁ありますからね(意味深)。間違えないでくださいよ」
 (KBTの「拳銃」を取り出そうとズボンに手をかけるNITU。途端にKBTがNITUの手を乱暴に払いのける)
 KBT「いいですか、よく聞いてくださいよ。絶対勢いよくジッパーを下ろさないでくださいね。ちゃんとジェらしてください。
 そそり立ったイチモツが、窮屈なジッパーの中で、今か今かとその・・・解放を待って、『いざ鎌倉!』という解放感、高揚感を味わいたいですからね
 ・・・あと、ここからが重要ですけど、かと言ってあんまり手順が遅いと、萎えてしまいますからね。その微妙なニュアンス、よーく覚えてくださいよ」
 KBT「萎えたらやり直しですからね」
 KBT「冷ややかな外気と、NITUさんの視線をひしひしと感じますよ」
 KBT「見ろ!・・・ゆっくりと咥えろ」
 (NITU、KBTのイチモツを咥える)
 KBT「服を着ろ」
 KBT「前かがみになりテーブルに手をつけ」
 (NITUのケツに銃身を挿入するKBT)
 NITU「あっ、ソコだけはやめてくれ」
 (NITU、机上に置かれた銃に手を伸ばすがKBTに制止される)
 KBT「変なことは考えないでください。穏便に済ませましょう。上手くいけば始末書一枚で終われるかもしれませんよ(ゴニョゴニョ)」
 KBT「今ここで引き金を引いたらどうなるんですかね」
 NITU「やめろ」
 KBT「僕二丁あるンすよね、拳銃。どっちがいいか決めてください・・・早くしないと撃っちゃいますよ」
 NITU「やめてくれ」
 KBT「じゃあどっちがいいんですか?」
 NITU「ケツ・・・ケツだけはマジでやめてくれ」
 KBT「じゃあNITUさん、僕の拳銃の型番(意味深)はいくつですか?当てたら勘弁してあげますよ」
 NITU「そんなん知るか」
 KBT「拳銃マニアなんでしょう?しょうがないですね。ご自分で触って確かめてください」
 KBT「いくつですか?」
 NITU「18か・・・」
 KBT「そんな大きくないですよ。でもまあいいでしょう。じゃあ口径は?」
 NITU「3から5」
 KBT「まあいいでしょう」
 (KBT、突然背後からNITUを殴打)
 KBT「流石にいいモノをお持ちですね」
 (KBT、NITUのイチモツを弄った後、自らの肛門に挿入。挿入しながら自分のイチモツをしごき始める)
 KBT「イキソウ・・・照準よし!(激寒)・・・イクッ」
 (NITUの顔にぶっかける)
 KBT「NITUさん、良かったですよ」
 NITU「どういう、どういう筋書きなんだ?」
 KBT「え、何のことですか?・・・ああ、カツマタさんのことですか。やだなぁ、そんなのある訳ないじゃないですか。本気にしたんですか?」
 NITU「で、どうするんだ?」
 KBT「あぁ、今から本庁のほうに連絡しますよ。KBT巡査長(※)が発狂して、カツマタ巡査を射殺したって。で、僕がその狂暴なKBT巡査長を、取り押さえたってことにしときます。上手くいけば、僕は栄転かもしれませんね」
 (※本来はNITUの筈だがなぜか言い間違えている)
 (本庁に電話するKBT)
 KBT「あ、もしもし? 北沢公園通りハシュ派出所のアノKBT巡査長ですが(噛み噛み)。あ、シマザキさんですか? お久しぶりです、KBTです」
 KBT「お久しぶりです。どうですか宮仕えは? ええ・・・それはうらやましい」
 KBT「で、用件なんですが、こちらのほうに人よこしィ願えませんか?」
 KBT「え? あ、いや大したことじゃないんですが(大嘘)。あ、すみません・・・え? あぁ、はい。今度ご一緒させていただきます。ではよろしくお願いします」
 (受話器を置くKBT。振り返ると安全装置を外す音とともに、NITUが銃口をこちらに向けている)
 KBT「いや、NITUさん、落ち着きましょう」
 NITU「うまいことやってくれたじゃねえか」
 KBT「そ、それは・・・」
 NITU「もう、一人も二人も変わんねーよ」
 KBT「そんなことないですよ・・・」
 NITU「死ぬか?」
 (こめかみに銃口を突きつけられたKBT、観念したようにおもむろにNITUのイチモツをしゃぶり出す)
 NITU「ほら、チロチロガッポリやりやがれ・・・ほら、裏だ裏」
 (KBTの汚いケツの大写し)
 NITU「次はケツだケツ」
 (NITU、KBTの肛門に挿入。以下クッソ汚い本番シーンが続く)
 NITU「服脱げ」
 NITU「なんだオイ、勃ってんじゃねぇかよ。自分でしごいてみろよ」
 KBT「イクッ・・・(小声)」
 (KBT、二度目の射精)
 NITU「イキそうだ・・・イッちゃうけど・・・」
 (NITU、KBTに顔射)
 (サイレンの音が聞こえて終了)